私が環境計量士になった理由
私は大学で化学を専攻していました。その時から環境に関わる仕事に就きたいと思っていましたが、金銭的な理由から他の職業に就きました。2年だけそこで働いて、その後は環境関連の会社に就職するか、環境関連の大学院に行こうと思っていました。
はじめの就職先はいわゆるガテン系で化学とも環境とも関係のない職種でしたが、課業後や休日などを利用して宿舎で勉強していました。
どちらかと言えば、次は大学院に行きたかったのですが、それには入学試験に合格しなくてはいけません。環境計量士の資格は、大学院に入れなかったとき、環境関連会社へ就職するときのアピールとして取ろうと思っていました。なので、はじめから環境分析の仕事に就こうとは思っていませんでした。
結局私は運良く環境系の大学院に合格し、そのガテン系の職場は2年で退職しました。大学院では化学分析も数多くこなしましたが、特に環境計量士の知識は役に立ちませんでした。
そしてその後、環境系の会社に入社しましたが、そこでも化学分析の部署には配属されませんでした。
しかし、持っているとはくも付くし、名刺にも名前の前に「環境計量士」と書けるので、環境計量講習を受けに行って、晴れて環境計量士になれました。
しかし、その後環境計量士の資格が具体的に役に立ったということはほとんどありませんでした…。