環境計量士のなりかた
環境計量士のなり方には2通りあります。
○試験に合格する(国家試験コース)
環境計量士試験に合格した後、以下の条件の内一つを満たすこと。
・濃度に係わる計量に関する実務に1年以上従事していること
・通産省計量検定所の計量講習を修了していること
・薬剤師の免許を受けていること
・職業訓練指導員免許(職種が化学分析科に限る)がある
・職業能力開発校(訓練科が化学分析科に限る)を修了していること
・技能検定の検定職種が化学分析(等級が一級、二級に限る)又は産業洗浄(化学洗浄作業)に合格していること
・技術士(衛生工学部門)の登録者
色々と条件はありますが、殆どの人が実務一年以上か計量講習を修了で条件を満たしていると思われます。
実際に環境計量事務所に勤務して業務に従事していれば、実務経験は簡単にクリアーできます。そうでなくても、計量講習は数日間なので楽勝です。
○独立行政法人産業技術総合研究所(計量研修センター)の課程を修了する(研修コース)
計量研修センターで数ヶ月研修を受けて、その後環境計量士では2年以上の実務経験が必要です。また、書類審査の他に口頭試問試験も実施されます。
どうしても試験に合格できない、あるいは確実に環境計量士になりたいという人にはオススメですが、時間も費用もそれなりにかかります。
決して楽に資格が取れるというコースではないでしょう。